【JR西日本】阪和線に「新快速」はない! その理由とは何か?

JR西日本の阪和線には「新快速」という列車種別は存在しない。

大阪の天王寺から和歌山、あるいは関西空港まで走る路線であり、利用者は多いのはもとろんのこと、遠距離ユーザーもかなりいる。

しかし、乗車券のみで乗れる電車は各駅停車と快速だけであり、東海道・山陽本線のような新快速電車が走っていない。どうしてなのか。

ダイヤが既に過密状態

JR阪和線

阪和線は天王寺駅から全線にわたって複線である。複々線区間がない。一方、利用する乗客が多いため、列車の運行本数はかなり多い。普通列車が多く走ることは確かであるが、加えて特急列車も走る路線でもある。

ダイヤは過密状態といっても過言ではない。「紀州路快速」が日中時間帯は15分間隔で走っているが、これでも限界に近い。特に天王寺~鳳までの区間は過密状態であって、快速が前を走る各駅停車に追いついて徐行運転を余儀なくされる場面が多くみられる。

慢性的な遅延の原因にもなっている。現状に加えてさらなる速達列車を増やせば、緩行電車はさらに途中駅で追い越しのための待避を行わなければならなくなる。当然、待避する回数が多くなればそれだけ余分に所要時間がかかってしまい、利用者からは不評となる。

これが、「新快速」を走らせられない阪和線ならではの事情である。ダイヤに余裕がないのが一番の理由ではないだろうか。

南海との競争は?

wikipediaより

阪和線は全線にわたって南海という私鉄と並行している。そのため、速達性における競争があるのは確かな事実だ。沿線に住む人々を奪い合わなければ、運賃の収入は減ってしまう。鉄道のサービスの質を向上は長年求められてきた。

実際、南海電車にも特急サザンや急行といった速達性のある列車が1時間あたりそれぞれ2本・4本走っている。JR阪和線と南海線が互いに所要時間の短縮という面で競合していることを示す運行本数だ。

とはいえ、ダイヤの都合上これ以上は列車の本数が増やせない阪和線となっているため、「新快速」は投入できない。これからも一部区間が複々線にならない限りは登場しないだろう。

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